fumikaの服は、誰かの大切な着物から、
一つひとつ丁寧につくられています。

その背景には、布に向き合い、
そっと手を動かす人たちの存在があります。

派手ではないけれど、
確かなまなざしと想いをもって、
日々、ものづくりに向き合う人たちをご紹介します。

デザイン、縫製

加藤 文香

fumika|文香
デザイナー

1997年、東京に生まれる。

文化服装学院を卒業後、
アパレル企業にてデザイナーとして
経験を積み、独立。

自身のルーツにある日本の美意識と、
持続可能な衣服のあり方を見つめ直す中で、
着物を再生するブランド
「fumika(文香)」を立ち上げる。

「知性を纏う」
「文化をまとうこと」をテーマに、

草木染め・天然素材
伝統技術を活かしながら、
使い捨てではない装いのかたちを
模索している。

ただ服をつくるのではなく、
布に宿る記憶や時間、
そして命の循環を纏うこと
それを、静かで確かな思想として
服に込めている。

パターン、縫製

江連

江連さん(Ezure)

文化服装学院の連鎖校で3年間、
服づくりの礎を学び、
高級婦人服のオーダー店にて
縫製の技術を深めてきました。

以来、長年にわたって
服飾の現場に身を置き、
数多くのドレスや一着ごとの
物語に寄り添ってきた手。

とりわけ、やわらかな布に
秘められた意志をすくいあげる、
ドレスの縫製を得意としています。


静かな集中と、にじむような丁寧さ。


fumikaの服に宿る「祈り」は、
この手から、そっとかたちになります。

パターン、縫製

じん

かつて中国では、
マスメディアの世界で
カメラマンとして活動。

映し出す仕事から、纏わせる仕事へ。


文化服装学院 高度専門士科を経て、
東京洋服会館にてクラシックな
スーツの技術を磨きました。

得意なのは、スーツづくり、
そしてパターン設計。

身体の線を尊重しつつ、
ふくよかな余白や
立体の美を引き出すこと。


fumikaのジャケットや
セットアップには、
じんくんの静かで論理的なまなざしと、
職人としての美学が息づいています。