小さな世界、小さな幸せ

大阪・天満を訪れました。

高級なお店の空気は少し苦手だけれど、

雑多な居酒屋には、

なんだか安心する空気があります。

そこには、大きな夢も、

特別なドラマもないけれど、

それぞれが小さな世界を生きていて、

それぞれが大切なものを守るために働いている。

静かに交わされる言葉、酔った笑い声、

丁寧に焼かれる一皿一皿のあたたかさ。

国が違っても、土地が違っても、

最後に人を動かすのは

「思い」なのだと感じました。

たとえ派手な日常ではなくても、

私にとっては、そんな小さな時間こそが、

生きているという実感をくれるのです。

私たちの服は、時に「日記」のような存在です。
記憶や心情や小さな問いが、一着のなかに織り込まれている。
この「ふみの便り」は、その背景にある思索や感情の痕跡を、
そっと言葉にして残しておく場所です。

静かに、でも確かに。
まとう人の人生に寄り添う服であるために。
fumikaはこれからも、日々を見つめ、言葉を綴っていきます。