6月14日 祖母と母と、夕暮れのイタリアン

久しぶりに、母と祖母と食卓を囲みました。

変わらずに笑い合える家族がいるということ。

温度や匂いまでも染み込んだ記憶のような時間。

思えば、家族や大切な人とのつながりは、

人生の終わりにふと想い出す

風景なのかもしれません。

誰かを思いながら、

誰かに思われながら、

一日を終えることの静かな幸せ。

服もまた、そうした「想いの延長線」に

あるべきだと感じています。

私たちの服は、時に「日記」のような存在です。
記憶や心情や小さな問いが、一着のなかに織り込まれている。
この「ふみの便り」は、その背景にある思索や感情の痕跡を、
そっと言葉にして残しておく場所です。

静かに、でも確かに。
まとう人の人生に寄り添う服であるために。
fumikaはこれからも、日々を見つめ、言葉を綴っていきます。