6月27日 熊本の森へ

その足で、熊本の大自然へ。

光に包まれた森と、どこまでも広がる緑。

人の作為とは無縁のその風景は、

ただ「ある」ということの美しさを教えてくれました。

自然は、どんな存在も拒まず、

静かに受け入れてくれる。

年齢も立場も名も関係なく。

人間社会よりもずっと大きくて、

寡黙で、慈悲深い世界。

この大地を、布を染める草木を、

そしてその営みを未来へつないでいきたい

fumikaの服づくりが目指す「循環」は、

こんな祈りから生まれています。

私たちの服は、時に「日記」のような存在です。
記憶や心情や小さな問いが、一着のなかに織り込まれている。
この「ふみの便り」は、その背景にある思索や感情の痕跡を、
そっと言葉にして残しておく場所です。

静かに、でも確かに。
まとう人の人生に寄り添う服であるために。
fumikaはこれからも、日々を見つめ、言葉を綴っていきます。